TOEICリスニングについて先日ツイートをしました。
TOEICリスニングを伸ばすコツ📖
☑️フォニックスを学ぶ
☑️ディクテーション
☑️オーバーラッピング
☑️シャドーイング
出張から無事帰宅出来たら記事かくお
— 衝撃のにゃおす@プロブロガー (@nyaosublog) February 6, 2020
出張も終わり帰宅したので早速記事にしていこうと思います。
今回はさらにツイート内容を掘りさげるための記事にします。
こんな方におすすめ
- リスニングが苦手な方
- リスニングの勉強法がわからない方
<目次>
① フォニックスを学ぼう
② ディクテーションをしよう
③ オーバーラッピングをしよう
④ シャドーイングをしよう
⑤ まとめ
では、掘り下げていきましょう。
① フォニックスを学ぼう
フォニックスとは
英語において、綴り字と発音との間に規則性を明示し、正しい読み方の学習を容易にさせる方法の一つである。英語圏の子供や外国人に英語の読み方を教える方法として用いられている。
引用元:wikipedia

フォニックスでの発音は下記の通りです。

なぜフォニックスを学ぶの


フォニックスを学ぶ理由
自分で発音ができない単語を聞き取ることは難しいです。
逆を言えば
自分で発音できる単語は聞き取ることができるようになります。
そしてフォニックスは発音を学べるので聞き取りの近道というわけです。
フォニックスおすすめ教材


フォニックスのおすすめ教材はこちら
フォニックスの基本ルール、原則を網羅していて、発音時の舌の位置を図で説明もしてくれています。
個人的に目からウロコだったのが【pig】(豚)の発音に関して





カタカナ表記にしてしまうと全く違う発音のように見えますが、フォニックスの発音通りに口に出すと試験で耳にする正しい発音と近しいものになります。
こうして耳と脳に正しい発音をインプットすることで本番の試験でのリスニングでも聞き取れる力を養えるわけです。
教材の進め方
CDがついていますのでCDを聞きながら教材を進めていけば問題ありません。
フォニックスの初歩中の初歩なので中級者レベル(TOEIC600~)の人には向きません。
TOEIC600以下でリスニングに悩んでいる様であれば試してみる価値あります。
② ディクテーションをしよう
ディクテーションとは
ディクテーションとは聞き取った英語を文字に起こす作業のことです。
ディクテーションのやり方
教材はなんでもいいです。
短文の英語の文章を聞いて、聞き取った英語をそのまま書き出してみましょう。
もちろんスクリプトを見てはだめです。

なぜディクテーションをするの
英文中でどの単語が聞き取れたのか、聞き取れていなかったのか判断することができます。
そして聞き取れなかった単語はなぜ聞き取れなかったのかを分析し自身の強化につなげる勉強メニューの作成に役立ちます。
聞き取れなかった理由を分析
- 単語を知らなかった
- スピードについてこれなかった
- 単語は知ってたけど発音が全く聞き取れなかった
- 単語同士がくっついて別の単語に聞こえた
などなど
聞き取れなかった単語について1つ1つ分析を行い、分析に基づき対策をしてください。
分析に基づいた対策
- 単語を知らなかった→単語帳ないし辞書で調べなおす。(発音も一緒に)
- スピードについてこれなかった→オーバーラッピングで英語のスピードになれる。
- 単語は知ってたけど発音が全く聞き取れなかった→単語帳ないし辞書で調べ発音を何回も聞く。
- 単語同士がくっついて別の単語に聞こえた→音源を聞き直し、耳を慣れさせる。
短文英語の音源でおすすめ
短文英語の音源でおすすめなのは以前にTOEIC文法の記事にも載せましたがTOEIC L&Rテスト文法問題でる1000問をすすめます。
TOEIC文法を攻略するならこの1冊。至極の1冊を紹介します。

③ オーバーラッピングをしよう
オーバーラッピングとは
流れる音声に被せて音声と同じスピード同じ発音で音読することです。
オーバーラッピングのやり方
ディクテーションで使った短文の音源を流しオーバーラッピングするでもいいですし、英語のスピード感を養いたいなら、少し長めの英文と音声を用意してオーバーラッピングすれば大丈夫です。

ポイント
音声と自分の発音がぴったり終わるように心がけてください
なぜオーバーラッピングをするの
英語のスピードに慣れる目的と実際に発音されたときに起こる発音の消失や結合を耳で感じる為です。
発音の脱落(リダクション)や結合(リエゾンないしリンキング)はスクリプト上では起こらないのに実際に発音されると発生する現象です。これは実際に耳で聞かないとわかりません。耳で聞いて実際に自分も発音してみて脱落や結合を学ぶためにオーバーラッピングは最適です。
リダクションの例
Give it to me→ギヴ イット トゥ ミー→ギヴィトゥミー
What are you doing→ワット アー ユー ドーイング→ワラユドゥイン
リエゾンの例
Not at all→ノット アット オール→ナラローゥ
Hold on→ホールド オン→ホードォン
TOEICのリスニングでもリダクションやリエゾンだらけです。
なので、オーバーラッピングで耳を慣れさせる必要があります。
④ シャドーイングをしよう
シャドーイングとは
英文の音声が流れたら一呼吸おいて追いかけて音読する作業です。
シャドーイングのやり方
適当な英文を選び音声を流します。
音声が流れたらワンテンポ置いて自分も音読をします。
この際にスクリプトは見てはだめです。
耳で聞き取った音声をそのまま自分でも発音をしてください。

ポイント
音声に追いついてはダメですし、追い越してもダメです。終わりもワンテンポ遅れて読み終わるスピードで読んでください。
なぜシャドーイングをするの
オーバーラッピング同様にスピードに慣れるためでもありますが、大事なのは先ほどオーバーラッピングでも触れたリダクションやリエゾンを確実に行うためです。
リダクションやリエゾンが出来ていないと追い越したり、大幅に遅れたりします。

特に長文のシャドーイングともなるとスクリプトを見ないで読み上げるので、長文を頭で暗記した状態で読む作業になります。
オーバーラッピングで20回音読していてもやはり覚えられない文もあったりするのでそのたびにつまずき最初からやりなおす作業でした。
ワンポイント
100%を目指して行うと私の様にめちゃくちゃ手間がかかる作業になるので自分の中で80%の出来だったらOKにするというルールを設けた方がくじけないと思います。
⑤ まとめ
まとめ
- フォニックスを学ぼう
- ディクテーションをしよう
- オーバーラッピングをしよう
- シャドーイングをしよう
いかがでしたでしょうか。
リスニングが苦手、どう勉強したらいいかわからない人の参考になれたでしょうか。
ディクテーション、オーバーラッピング、シャドーイングの順で作業をしていってくださいね。
最初から最後までしんどい作業でしたが、この鍛錬のおかげでリスニング力が大幅にアップしました。

最後にリスニング教材で実際に使用してみて有能な教材を簡単に紹介して終わりにします。
鬼の変速リスニング
速度が2.5倍→2倍→1.5倍→等倍→0.7倍と5パターンで音声が流れます。
超高速から徐々に等倍音声に持っていくことで等倍音声がめちゃくちゃゆっくり聞こえるようになります。
教材内メニューでも今回取り上げたオーバーラッピングとシャドーイングをさせてくれるパートがあり、やり方も詳しく音声で説明してくれます。
3人の講師によるラジオ形式の教材となっており、楽しみながら学ぶことができるおすすめ本です。

唯一難点としてはイギリス英語の収録数が少ないことです。
もしリスニング教材困っていたら購入することをお勧めします。

