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商社の事態-企業分析、OB訪問に役立つ-

地元の零細企業から商社へ転職しましたが、

意外と知られていないのが商社の仕事内容です。

毎年これぐらいの時期になるとOB訪問の打診が来るのですが、

時間が惜しく毎年断っていました。

ですが、最近の就活生の動向や傾向を知りたいという興味と

そもそも商社の仕事ってあまり認知されていない部分が根底にある気がしたので

記事にしていきます。

目次

①世間一般のイメージ

②実態

③商社でよかったこと/嫌だったこと

④さいごに

 

①世間一般のイメージ

世間一般的によく耳にする商社に対するイメージは以下の通りです。

世間一般のイメージ

接待が多い

出張が多い

合コンが多い

激務

体力が必要

給与体系がいい

体育会系

こんなところでしょうか。

あくまで表面のイメージであって、肝心の仕事内容についての

イメージもかなりふわふわしたものを持たれている方が多いです。

しかし表面に関するイメージは概ね当たっています。

 

②実態

商社に勤める私の体感での実感です

 

接待が多い

多いです。1か月のうち半分くらいはお酒の接待といったところでしょうか。

1次会で終わればまだいいですが、だいたい2次会がセットになってついてきます。

最近では2次会を良しとしない方向で会社によっては接待ルールに原則2次会禁止を

設けているところがまま見られます。

1次会の接待はどこにいくの?

取引先との濃度によって店選びをしますので濃度別に分けていきます。

【濃度が濃い】

完全個室で静かな雰囲気でコースで出てくる小料理を多く使用します。

【濃度が普通】

チェーン店ではない個人でやっているような一風変わった個人店を使用します。

【濃度が薄い】

チェーン店や高架下の赤提灯が多いです。

じゃあ2次会の接待はどこにいくの?

これは濃度の濃淡で決まるというよりも取引先の意向に沿った店選びをしますので

あまり意識はしていません。ただ、ここ使っておけば間違いないでしょうという代表的なところを紹介します。

2次会の接待会場

カラオケ付スナック

年齢層高めのバー

ラーメン屋

焼肉店

寿司屋

※ゴルフを嗜む方は休日にゴルフ接待がついてきます。

私はゴルフはやらないと会社に断言しているのでゴルフ接待はありません。

会社側も時代なのか昔と比べてそこまでしつこくゴルフやれやれと

無理強いしなくなってきました。

 

出張が多い

部署や扱う商品によって頻度にバラつきはありますが、

私の場合は出張がめちゃくちゃ多いですね。

1週間のうち半分くらいは家にいません。

また取引先の就業体系にあわせたりすると土曜も稼働していて

土曜が1番落ち着いて商談ができるかつ遠方の取引先となると

月1.2回は土曜に出張を組んだりします。

また、その場合は遠方なので前日金曜に前乗りして

翌日商談する相手を接待なんてこともあります。

 

合コンが多い

20代前半~30代前半はかなり多いです。

セッティング要因であったり、盛り上げ要因であったりで

様々な助っ人要因を理由にして招集がかかる場合があります。

しかしながら、結婚をしている場合はその頻度はグンとさがりますので

私の場合はそこまで多くは経験しませんでした。

 

ただ、私の場合で多かったのは会場に来なくていいから人だけ揃えてくれという

人材の斡旋を割り当てられることが多かったのは事実です。

これがまー面倒くさいです。

なんで楽しめないのにお前の為に用意しなくちゃならんのだ。馬鹿たれがと

毎回思ってました。

にゃおすだって行けるものなら行きたいですよっと

 

激務

これに関しては労働時間と業務内容で分けます。

激務(労働時間)

月~金:9時始業~17時終業

月の平均残業時間:30時間

プラスして業務終了後に月の半分が接待

これが激務なのかどうかわかりかねます。

個人的には普通程度の認識です。

他の部や違う畑の商材を扱う部門の同僚たちは割と進んでいる業界を

相手とって仕事をしていますが、私よりも月の平均残業時間は20時間ぐらいで

接待もそこまで多くはない様子です。

私が身を置いている業界は古い業界ということもあって、それにつられる形で

他よりも遅くなっている可能性はあります。

要は未だに効率悪い仕事が蔓延している為遅くなっているだけですね。

仕事が大変とかそういうことではないです。

実際SE関係者や技術開発研究職の方が実働は長いと

耳にしますし、それと比較するとそこまで大げさに激務という

こともないかなとは思います。

昨今の働き方改革もあって、転職当時よりかなり労働時間は減りました。

転職当時では、月の平均残業時間:55時間程でしたので

体力的にも楽になりました。

働き方改革様様です。

次に業務内容です

激務(業務内容)

販売面

既存取引先との継続的な商売

→過去から脈々と引き継いできた商売を絶やさず伸長させる業務。

新規取引先の開拓

→既存だけでは頭打ちになるので売上予算必達に向けて新たな販路を拡大。開拓の手法は飛込もあれば販売先ないしメーカーからの伝手で紹介です。

仕入面

メーカーへの価格交渉

→他商社に出している価格よりも私の方に出す価格を下げるように交渉。企業努力で安くなるところまでと構築した人間関係を以てどこよりも安く仕入れる努力。

メーカーとの定例戦略会議

→メーカーが今後どう攻めたいかをヒアリングし、どうアプロ―チするか計画そして実行。終わればメーカー接待。

1人で販売だけじゃなく仕入もケアしないといけないのは商社特有かもしれませんね

内部面

債権債務管理

→販売先には必ず業況に沿って月に販売していい額を設定しています。

例えば

A店の場合、売上も純利益も右肩上がりで盤石な財務内容なら70百万円/月と設定しています。

仮にこれを70百万円以上売ってしまった場合限度超過と呼ばれ社内では殺人犯のような扱いを受けます。

幸いにして私は今まで1度たりとも限度超過はしていないですが、その管理を日々行うのはなかなかしんどいものがあります。

また、B店の場合、売上も純利益もダメダメの場合は30百万円/月と設定し、且つ土地担保や取引保証金の所謂

付帯条件と呼ばれるものを付与します。

土地担保も既に銀行が抑えていたり、取引保証金はネーミングで抵抗感を持たれる為付与時の交渉というのは

意外ときついです。

違算処理

→こちらが100円で売ったのに50円しか支払いがなかった時に発生する差額50円を

業界内では違算と呼びます。

50円とりっぱぐれているわけですから、販売先に顔を出し50円の取り立て作業。

例えの金額は低額なのでインパクトに欠けますが、実態は50~200万円/件規模の取り立て交渉という作業になります。

どこの企業もちゃんと決められた金額払えよと毎回頭痛くしてます。

昇格試験

→平社員から主任そして係長、課長、部長とランクアップのタイミングごとに必要な

科目があり受験します。

受験の内容は財務経理、法務、コンプライアンス、貿易等々

難易度は結構ハードだったりします。学習しないとまず通りません。

昇格研修

→2-3泊で泊まり込み缶詰で講師を呼んで研修。

研修期間毎日講義が終わった後は飲み会。

その他

→会合やセレモニーなどで業界人が一同に会する席では

仲のいい販売先もいれば仲の悪い販売先もいます。

みんなに愛想よく右手で握手を交わしている一方で実は左手では仲の悪い販売先を

殴る作業もしなくてはなりません。(実際には殴りませんよ。)

体力が必要

ある程度の体力があれば問題なしです。

むしろ不摂生な生活故日々の体調管理の方が必要になってきます。

 

給与体系がいい

私の年齢が30代です。

日本の30代の平均年収は以下の通り

日本の30代の平均年収

男性:487万円

女性:382万円

これと比較すると高い給与体系なのは間違いないです。

しかし商社一般職(女性)はそんなに平均年収データとそん色ないと思います。不思議です。

というか全体的にやはり日本は給与が少なすぎますね。

改めて見ると辟易とします。

だからこそ副業を始めなければならないと感化されるにゃおすです。

 

体育会系

ちょっと前までは体育会系多かったです。

その大多数は年功序列や恫喝をしてくる絵にかいたような体育会家です。

※ただ慶応でラグビー部出身の方々はバリバリの体育会系でありながらも

めちゃくちゃ頭がキレる人もいます。

しかし今では時代の色もあって、絶滅危惧種になって来ています。

個人的にはそのまま消えて頂いて構わないと思ってます。

 

③商社でよかったこと/嫌だったこと

商社でよかったこと

企業の財務分析能力が身につく(企業分析に活用できます)。

イベントの幹事がうまくなる(プライベートの飲み会でも転用可能)。

膨大な情報が毎日手に入る。

会社の金でダイナミックな営業ができる。

たくさんの経営者(会長・社長)と話ができる。

前職より給与があがったこと。

幹事スキルとかは人によりけりですけどね

商社で嫌だったこと

東大、京大、早慶上智の高学歴が多い為ついていくので必死。(特に私の場合は)

お酒の飲みすぎでγ―GTPが基準値オーバー…。

プライド高い人が多すぎ。

選民思想厨が多い気がします

⑤さいごに

私が日頃どんな仕事をしているのか知ってもらう為に記事にしてみましたが

いかがでしたでしょうか。

意外と業務内容の内部面とか知られていないように思います。

また、商社への就職を志望している就活生は企業分析や業態研究に活かしてください。

ちなみにOB訪問で説明される内容もほぼ同等の内容です。

つまり、事前にこの記事でざっくり頭に入れておいてOB訪問に臨めば

効率が良くなります。

ただし、商社といってもラーメンからミサイルまでといわれる通り本当に幅広いです。

携わる商材によってその色合いは変わってきますのでこの記事にかんしてはあくまで私が身を置く業界に限ります。

そこまで大きく異なるということはないでしょうが、丸のみではなく一例として参考にするのが吉です。

読んでくださってありがとうございました。

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