以前に下のような記事を投稿しました。
上司から受けた辛いパワハラー傾向、症状、対策を知って欲しいー
簡潔に書くと、転職した企業先でパワハラを受けて蕁麻疹を患いました。
本題に入る前に人間が1番ストレスを感じるのって「かゆみ」だそうです。
確かにしんどいです。
私は4年間蕁麻疹と戦っていて所謂慢性蕁麻疹というものにかかっています。
さすがに4年間も戦っているとなれてはくるのですが、ひどいときは夜眠れません。
今回は私と同じように蕁麻疹のかゆみで悩みどこかで辛い思いをしている人に向けた記事を投稿します。
こんな方におすすめ
- 慢性蕁麻疹で苦しんでいる方
- 蕁麻疹にかかって不安になっている方
<目次>
① 蕁麻疹の種類
② 蕁麻疹の原因
③ 蕁麻疹になったら
④ 服用している薬
⑤ まとめ
① 蕁麻疹の種類
ここでは簡単に蕁麻疹について説明します。
一概に蕁麻疹といっても多様で7種類にも分類されています。
蕁麻疹の種類
急性蕁麻疹 | 発症して1か月以内の蕁麻疹のこと。 |
慢性蕁麻疹 | 発症して1か月以上の蕁麻疹のこと。 |
物理的蕁麻疹 | 外から受ける物理的刺激によって発症(衣類の擦れや圧迫、殴打打撃、寒冷、温熱、日光、振動等) |
コリン性蕁麻疹 | 発汗により表れる蕁麻疹のこと。子供~若い成人に多くみられる。 |
アレルギー性蕁麻疹 | 食べ物、薬剤に含有されるアレルギー物質に反応して発症。 |
イントレランス | 非ステロイド系消炎鎮痛剤、食品中のサリチル酸などに起因する蕁麻疹 |
血管性浮腫 | 瞼や唇が突如晴れ上がり2-3日症状が出て、その後消える。これを繰り返す。稀に遺伝する。 |


そしてこの慢性蕁麻疹は最長で十数年ほど続く人もいらっしゃるそうです。
私がかかりつけの病院で先生から聞いた話は最長で20代で発症して83歳まで患っていた方もいると聞いてます。
② 蕁麻疹の原因
実は蕁麻疹の原因特定については全体の1~3割程度とかなり少ないんです。
さきほど紹介した蕁麻疹のうち、物理的蕁麻疹やコリン性蕁麻疹やアレルギー性蕁麻疹、イントレランスは原因を突き止めやすいのですが、急性蕁麻疹や慢性蕁麻疹ははっきりとした原因はわからないことが多いです。
ただ、蕁麻疹の症状を引き起こす原因として食べ物や薬剤、外的要因以外にも疲労や心理的要因つまりストレスでも蕁麻疹の症状の原因となることがわかっています。
ちなみに比較的究明しやすい原因は次の通りです。
食物 | 魚(サバなど)、甲殻類(カニ、エビ)卵、乳製品、肉類、穀類・野菜 |
食品添加物 | 人工色素、防腐剤 |
薬剤 | 抗生物質、非ステロイド性消炎鎮痛薬(アスピリンなど) |
植物・昆虫 | ムカデ、イラクサ、ハチ など(触れる・刺される) |
物理的な刺激 | 衣類による摩擦や圧迫、打撃、寒冷、温熱、日光など |
その他 | 運動や発汗、甲状腺疾患、膠原病など |

蕁麻疹の原因がわかる人はその原因になる要素を避けて生活すればいいですから問題ありませんが、問題は原因がわからない人です。
特にストレス性と診断をされても対処の仕様がありません。
私の場合はパワハラもそうですが、仕事もストレスになっている可能性があるといわれましたが、そうなると対処法は仕事を辞めるということになるのです。
仕事かもしれないけど、実は仕事じゃなくて私生活の方でのストレスの可能性もあります。

やはり心へのダメージって物体として目に見えるわけでもないし、成分として検出されるわけでもないので判断しにくいんですよね。
ストレス性の蕁麻疹と診断されたら
自分で考えられるだけストレスとなっていることを書き出して、回避可能か否かを判断し実行に移すしかないです。
後はストレスを上手に発散させる方法を見つけるか精神医療内科やカウンセリングを受けて少しでも心へのダメージを軽減させる策をとるか。
恐らく根っこを取り除かないと私のように数年間蕁麻疹と戦うことになります。
③ 蕁麻疹になったら
どんな種類の蕁麻疹になっても、共通するのはすぐに病院にいきましょう。
素人での判断が一生を台無しにするケースはまま見られます。
蕁麻疹で死ぬことはほとんどないかもしれませんが、実はただの蕁麻疹ではない可能性も考えられます。
身体に他に以上がないから、若いから、まさか自分がなど軽く受け止めず病院で診断してもらうことをお勧めします。
場合によれば、わからないところで甲状腺の異常や膠原病ということも発覚するかもしれません。
ただの蕁麻疹だったらそれはそれでよしぐらいです。
④ 服用している薬
参考になるかどうかはわかりませんが、私が色々な薬を試してきて最終的に1番効果が安定している薬を紹介しておきます。
服用中の薬
- タリオン
- アタラックス
タリオン
アタラックス
作用と副作用
作用と副作用
作用:どちらも蕁麻疹のかゆみを引き起こす原因になるヒスタミンを抑える抗ヒスタミンの作用があります。
副作用:どちらも眠気・倦怠感がありますが、アタラックスの方が眠気の副作用が強く服用した日は極力運転をしないようにしています。
医者いわくアタラックスを服用したら運転や機械操作は注意ではなく厳禁と言われましたので、運転や操作が必要な方は服用に注意です。

タリオン | |
効果・作用 | 湿疹・皮膚炎のそう痒 |
アレルギー性鼻炎 | |
皮膚疾患のそう痒 | |
皮膚そう痒症のそう痒 | |
蕁麻疹 | |
副作用 | 眠気 |
倦怠感 | |
口渇 | |
下痢 | |
過敏症 | |
γ-GTP上昇 |
アタラックス | |
効果・作用 | 湿疹・皮膚炎のそう痒 |
神経症の緊張 | |
神経症の不安 | |
神経症の抑うつ | |
蕁麻疹 | |
副作用 | 眠気 |
倦怠感 | |
口渇 | |
めまい | |
吐き気 | |
食欲減退 |
効果
服用している最中まったく蕁麻疹でません。
かゆみの「か」の字もありません。
それぐらい効果抜群です。ものすごい快適で健康の時に戻ったみたいになります。
また、夜に服用すれば副作用で簡単に眠ることができます。
服用頻度
初期:毎日
現在:2~3日にタリオンとアタラックスを1錠ずつ
※急に症状が出たときはタリオンだけ1錠服用
継続的な服用に抵抗がある方
症状が緩和されるのはわかったけど、治るまで飲み続けることに抵抗がある方には漢方をお勧めします。
十味敗毒湯(じゅうみはいどうくとう)

10種類以上の生薬で構成をされていて、蕁麻疹だけに限らず水虫をはじめとする様々な皮膚疾患に効果を発揮します。
生薬が相互に作用することで、体内の熱と余計な水分の排出を促してくれます。
蕁麻疹を緩和させるないし繰り返さない身体つくりをしたいなら副作用がないこの漢方をお勧めします。

⑤ まとめ
まとめ
- 蕁麻疹は7種類
- 蕁麻疹の原因はわかりづらい
- ストレス性の人は心のケアが大事
- 抗ヒスタミンで蕁麻疹は和らぐ
- 薬嫌いには十味敗毒湯もおすすめ
蕁麻疹の辛さは蕁麻疹になった方にしかわかりません。
急性蕁麻疹ですぐにかゆみが引いて何事もなければいいですが、1か月以上の慢性蕁麻疹になるとさすがに不安になってきます。
少しでも不安があるようでしたら、病院に行って精密検査を受診しましょう。
今処方されている薬が効かないなと思う方は思い切って医者に相談してみて、タリオンとアタラックスを試してみるのもいいです。
もちろん医者と相談したうえで処方してもらってくださいね。
これで少しでも蕁麻疹のかゆみが和らいで悩んでる人の助けになれればうれしいです。

