今日は話題沸騰中のBrainとそれに紐づけて商売とは何ぞやということを記事にしていきます。
最初に言っておくのがBrainは間違いなく現在のnoteに取って代わるサービスではあります。
しかしユーザーのモラル1つで良くもなるし悪くもなる要素を孕んでいるサービスであることを含みおきください。
<目次>
① Brainとは
② Brainとnoteの決定的な違い
③ Brainのメリット・デメリット
④ Brainは儲かるのか
⑤ 個人的見解と是正策
⑥ さいごに
① Brainとは
2020年1月30日(木)にα版としてリリースされた
知識共有プラットフォーム Brain
noteやココナラの様に個人でサービスや記事に金額という価値を付加して販売することができる
コンテンツビジネス向けのサービスです。
有名ブロガー兼youtuberのイケハヤ氏が早速手を出したことで話題も持ち切りになっています。
② Brainとnoteの決定的な違い
既存のnoteは販売に至った場合は作成者のみに報酬が入るシステムでしたが、Brainの場合には作成者のみならずコンテンツ購入者もまた別の人にそのコンテンツを宣伝紹介し販売することで報酬を得ることができます。

Brainとnoteの決定的な違い
・noteは作成者のみ報酬GET
・Brainは作成者と紹介者が報酬GET

冒頭に記した通りnoteにとって代わるというのはこの合わせ技があるから変わるということです。
作成者だけに限らず購入者も報酬が得られるのであればユーザーは自ずとそちらに流れますからね。
インフルエンサーも魚(ユーザー)が多い池に移動を開始しています。
③ Brainのメリット・デメリット
メリット
・noteと違い購入者も報酬を得ることができるチャンスがある
・紹介制度のおかげで良いコンテンツが広まる。
基本構造はnoteと遜色ないです。
強いてあげればやはり最大の特徴である紹介者報酬制度によって、
紹介者にも報酬GETのチャンスがある為、noteよりBrainの方が拡散力があることです。
この拡散力を以てして良いコンテンツが広まるのは非常に素晴らしいことです。
質のいいコンテンツなのに埋もれていってしまったコンテンツもnoteにはありましたからね。
デメリット
・紹介制度のせいで粗悪なコンテンツが蔓延する。
Brainの紹介制度は実に素晴らしいシステムだとはおもいますが、作用と反作用です。
理由としては紹介者は紹介者報酬という目先のカネに目が眩んで質の悪いコンテンツもさも良品かのように紹介してしまう事態が予測できます。
というか事実Twitter界隈では既に起きています。
自分が報酬を得るためだったらコンテンツの内容は関係ないという方が多いように見受けられます。

Brainの本当のデメリット
紹介者制度で得られる対価はあれどコンテンツが悪いものだとしたら紹介者は代わりに【信用】を失うことになります。

ただ心理として、こういった場合作成者よりも紹介者の方が心象がわるくなるケースってのはままあります。
某化粧品も某元オリンピックスポンサーもそうじゃないですか?
これは信頼を置いていたヒトに粗悪なモノを売りつけられた、カネとして見られたという不愉快さが生まれます。
そして作成者という根っこを攻撃しても届かない為、手の届く距離にいるの紹介してきたヒトにその負の感情はぶつける傾向にあります。

お粗末なBrainを購入して、さもさもげに良いものとして紹介してるのはいかがなものかと。
勿論、作成者がナンセンスなのは言うまでもないが、紹介料目当てに劣悪なモノを売り付けてはいかんよ。
商売ってのはそういうことじゃないからね。報酬発生しても代わりに失ってるものがあることに気づこうな。— 衝撃のにゃおす@ブロガー (@nyaosublog) January 31, 2020
④ Brainは儲かるのか。
結論から言うと作成者、紹介者に関わらず金額の大小はあれど儲かると思います。
スタートしてまだ日も浅い為、のさばるチャンスは多分にあります。
この手のサービスがスタートされる時って多くは皆さん二の足を踏む傾向にあります。
危機管理能力とでもいうのでしょうか。
日本人の慎重さがもろに出ますので、まだまだ作成者も少なく、宣伝紹介を目的としたユーザーも少ないですので入り込むなら早いことに越したことはありません。
昨今は情報のスピードも速いですからこの手のサービスは成熟する速度も速いでしょう。
あと前述の通り、Brainの場合は購入者が紹介もしてくれる為noteよりも確実にもうかります。
ただ!ネームバリューがある人の作品を紹介して儲けようとする人は前述のとおりですが、やり方を間違えるとデメリットの項でも書いた様にお金以上のモノを失うことにもなりますからご注意を。
Twitterなんかでお粗末な作品を紹介してみるといいです。

⑤ 個人的見解と是正策
全体的に見たらいいサービスだと思います。
紹介者報酬制度も素晴らしいと思います。
しかし、もうちょっとこの紹介者報酬制度はうまくできなかったのかなとも感じますね。
例えばですけど、
購入者は報酬を得たい為に悪いコンテンツなのに売るためには高評価な宣伝をするわけじゃないですか?
で、その信ぴょう性って購入してみないとわからないわけですよ。
なので、その信ぴょう性を宣伝紹介で購入された方が紹介者をgoodボタンやbadボタンでさらに評価して数値化させるですね。
んで、badボタン押した方は半額を返金、badボタン押された方は報酬が半減にしたらいいんじゃないかなと考えます。
極論言えばbadボタンが押された時点で全額返金の報酬0くらい飛びぬけてもいい気がしますけど。
でもそれじゃ、良コンテンツだったとしても半額返金や全額返金を狙ってbadボタン押す人も出るじゃん。


その可能性は十分あるね。でも、【本当に】良いコンテンツだったらそんなこと起こらないよ。
【本当に】良いコンテンツだったらね。
あと、余程根性曲がった性格悪い人以外はそんなことしないよ。
⑥ さいごに
今回のBrainスタートと周りの状況を見て、商売とは何ぞやということを真に考えさせられましたね。
お金を稼ぐということに汚いも悪いもないですけど(正確にはありますが笑)。
そこに誠意がなければそれは商売ではなく只の詐欺と同義です。
【誠意】を込めて作成したコンテンツが紹介を経て助けを必要としているヒトに届いたら、
もちろんみんなハッピーですが、この抜けの多い紹介者報酬制度ではそうなることは難しいのではないでしょうか。
紹介する側もある程度の責任を付与させれば解決するだけの話なんですがね、おそらく認知度をより速く高めるためにも敢えてそうしなかったと推測できます。
こんなことをツイートしました。
敢えてね。
どうしても稼ぎたい!背に腹は変えられない!という方は規制がガバついてる今情弱相手に荒稼ぎしておけ。
そしたら自分が何をしたか勉強にもなる。そしてこういう事はしてはいけないなとカネよりも大事な考えを手に入れなさい。人の金で学びなさい。— 衝撃のにゃおす@ブロガー (@nyaosublog) January 31, 2020
お金が欲しい人は規制が整っていない今がチャンスです。
稼ぐだけ稼げばいいです。
荒稼ぎしたところで自分が何をしたか。人に胸を張って言えることをしたかを考え、こういうことは【誠意】がないよね。
よくないよね。とカネよりも大事な考えを手に入れて欲しいです。

月並みの言葉ですが、信用は得るのは難しいけど、失うのは簡単です。

